2004年03月

女の花道

乳癌患者が集いそろって、温泉に入る会もあるようだが、
私は、一人でも、平気で温泉に入る。 別に悪いことしたわけでもないしぃ~。
自意識過剰な人はわりと年配者に多いと思う。
多分、長女と次女は他人のふりしたいだろうな。
それでも、二人交互に近くに寄って来る。
露天風呂で夜空を見上げながら、どんどん眩しいぐらい綺麗になる 最近の長女。
「あのね、今はこんなんだけど、これでも、昔は、 お母さんは綺麗だったのよ。」
「あ・・・全然、想像できないし。」
「でもね。女の花開くのは人生のほんのわずかな時間なのよ。5年ぐらいかな。
その後は、しおれる一方なわけよ。」
「へー。そんな短いんだ。」
「そうよ。だから、いくらモテても、遊びまくっちゃ駄目なのよ。
自分を大事にしなさい。でなきゃ、誰からも大事にされなくなるのよ。」
「あー。はいはい。」
また、十八番のお小言が始まったと逃げる長女。

「ナル」万歳!

久米宏のニュースステーション引退、 最後の放送は旅先のホテルで見た。
「色々、痛いご意見もありましたが、皆様のご批判あっての、番組でした。」
「なるほどなぁ・・・。 」とテレビの前で頷く私。
私もかなり酷い批判を受けたけれど、皆、本当は、私のことを好きなのでは ないだろうか?
余命半年とか言われても、ヘナーッとしないで、絶えず、
「世界の中心でI(私)を叫ぶ」 その姿は、眉をひそめながらも、
"あんな我侭に生きられたらいいな~。 "とか、"言いたいこと言って気持よさそうね~。"
とか、 色々な共感を得ている証拠ではないだろうか。
ま・とにかく、今の私が死んでも、誰も喜ばない。←(楽観的推測)
"ホッ"とする身近な人はいるかも知れないが、大勢の人は"あー死んじゃったんだ。"
とがっかりしてくれるのでは、ないだろうか。。
なぜなら、みーんな私をと・て・も愛しているはず。
この究極のポジティブシンキングが、サバイバー魂を保つ秘訣。

アロマターゼ阻害薬が進行乳癌に効果

医学は日進月歩。
今現在の私がこうして元気でいられるのも、ホルモン治療が効いているか、
又は、もともと私の癌がゆっくりした性質のものかどちらかだろう。
元々、私の病理では、3年生存率20% 10年生存率0%
今年の暮れには、20%に入るのだから、私は運がいい方なのかも知れない。
(もう、ちゃっかり、年末まで生存しているつもりのずーずーしい私)

絶叫マシーン!

「癌です。」 「キャーッ!」(絶叫度100%)
「残念ながら、再発しました。」 「ギャーーーッ!!」)(絶叫度150%)
「余命半年です。」  「ギャーーーーーーッ!!!」 (絶叫度200%)
「現状維持です。」  「はぁ~~~~?」  (虚脱度100%)
よく診察室で、絶叫せず、私は黙って頷いたものだ。
ま・それが、良識のある大人というもんだ。

無理せずに、遠慮せずに、叫べばいいのだ!叫べば!
(精神科に送られるかもしれないが・・・)
富士山のふもとの春休みのリゾート地。
子供達を押しのけて、絶叫マシーンに乗りまくり。
ここ数年の絶叫を全て吐き出し、あーすっきり!
いい年したおばさんが、ジェットコースターに乗りまくり絶叫している その姿は、
客観的に見て、かなり見苦しいものだと思う。
「なんだか、お母さんが、一番、楽しそうだったよね。」と子供達。

私は、「お化け屋敷」とか、「ジェットコースター」とか、 スリルがあるものが大好きだ。
癌になってからは、まさしく、気持のアップ・ダウンはジェットコースター並み。
過去の退屈な平和な人生とはおさらば。
いいんだか悪いんだかわからないけれど、人生を退屈に感じている暇はない。

「21歳乳癌闘病記」

週刊朝日(4/2号)に掲載された記事は若くて前向きで はじけるような
パワーとたくましさを感じた。 彼女からのファンレターから、御本人の御了承を得て一部掲載。
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真理子さんのお書きになった本の中で、私が1番心に残った場面は、
娘さんの「折り鶴」のところです。 まさに、それと同じような経験が私と母にもありました。
母は私が小5のときからずっと入院したり、 退院したかと思えば再発したり、
という生活でしたが、母も今みたいに強くなるまでには本当に 大変な時期を
何度も乗り越えました。
身それより何よりも精神的に(35歳で子宮を全部摘出しているので)アップダウン
が激しくなり、 更年期障害のようでした。
クラスの皆が一緒に鶴を折ってくれて、私は家で糸を通す作業をしていました。
それで茶碗を洗うのを忘れており、外泊中だった母が部屋に来て それを見つけられて
しまったのです。
それを見て母は、私のまったく予想していなかった行動に出ました。
「あんた、やることもやんないでそんなもの私によこしてどうする気!
まるですっかり病人じゃないの! 頑張って早く退院しようとしてんのに!」
と言われ、思いっきり泣いた記憶があります。

真理子さんの本でその場面を読んだとき、忘れていた そんなことを思い出しました。
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乳癌は、もはや中高年女性だけの病気ではない。 若年齢化する婦人科系癌。
私も二人の娘を持つ母親として、彼女の記事を複雑な思いで 襟を正して拝読しました。
ちなみに、彼女のお母様は35歳で卵巣がんになり、末期状態から、10年間闘病中。
私の大きな励みにもなりました。
プロフィール

drecom_mariko4649

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