2004年04月

"凄い人"

TVディレクターの今まで、してきた仕事を見たい。
早速、今日、送られて来たビデオ。
"凄い人"が主役のドキュメンタリー に家族で目が釘付け。
映像には主役の幸せな時間も、悲しい時間も、 修羅場も全て収められていた。
ナレーションの声が凄くいい。
もし出るのなら、私は自分の"死ぬ瞬間"を撮って欲しい。
なぜなら、今の私が一番興味があることだから。 人が死ぬその瞬間。
流す一筋の涙は、ドラマや映画の中でしか 見たことがない。
今、崖っぷちに立って、一番見たいのは そんな近い未来の自分の姿。
誰もに平等にやがてはおとずれる死の瞬間を撮った映像が見たい。
医療スタッフにとっては日常的なことなのだろうけれど・・・。
私は自分のドキュメンタリー番組を自分で観たいと全く思わない。
映像の中に物事の本質を見抜いてしまうことは、残酷なこと。
取材の中で、自分をもう一度、客観的に見つめ直すことも残酷なこと。

私にとっては、自慢の家族。
家族にとって、はたしてTVというメディアは・・・?
イランでの人質事件で、マスコミにさらされた人質の家族達。
何も罪はないのに、バッシングされた家族の心労は並大抵ではないだろう。
持ち上げたり、叩いたり・・・世間なんてそんなもの。

残された家族のことを考えると、慎重になる。
そんな時、私は家族を持つべき人間ではなかったと後悔する。

All or Nothing

思い立ったら、即実行。 気に入った局のテレビディレクターに会う。
浜崎あゆみの素顔から、無名の老人夫婦を10年以上も取材したり、
ドキュメンタリー番組はゴールデンタイム放送の一時間。
緊張した面持ちのディレクター。
私の日常にいて、邪魔にならないような透明な存在感。
多分、私の家族は彼女を気に入るだろう。
"非日常的"であるテレビ取材という時間は想像出来ない。
もし私がテレビに出るのなら、この番組しかないだろう。
たかが、私が乳癌で死ぬことなんて、たいしたことではないけれど、
多くの投書におされて見直された乳癌検診、私は皆の代表。
"選ばれた"人間なのだとと割り切り、全てをさらけ出すか、
または、全く出ないか。いつも、迷う「0か100」

「偽善者」と罵られ・・・

マスコミ取材は拒否して来た。
ドキュメンタリー番組、意義があるのならば取材を受けようかと今、迷う。
乳癌のある芸能人に大衆の面前で、嘘つきよばわりされた。
芸能人の彼女にとっては、「たかが100人」。
一般人の私にとっては、公衆の面前で顔から火が出る震える思いだった。
「余命半年」といいながら、幸い治療が効して、普通に暮している私。
はたからみれば、今の私は病気には見えまい。
ギブスをしているわけでもなく、ホルモン治療のせいで太って
返って元気に見えるかも知れない。
確かに、余命なんて誰にもわからない。
余命を更新して"生きる"ことは、ある意味、死ぬよりも大変なこと。
コアラを抱えて優しく微笑んでいる 「勇気のある乳癌患者」 の私 ではなく、
毒舌をちゃんとテレビで吐かせてもらえるのなら、 出演しようかと・・・。
もうとうに、死んでしまったと思っている同病の人は、 勇気づけられるだろう。
健常者の方々には、「生きる意味」を考えて欲しい。
現在の私は、太ってかなり、見苦しいけれど、
どうせ撮るなら、私が息をひきとるその最後の瞬間まで、カメラまわしてね。(超極端)
私という人間の"真実の姿"を報道して本当に意義のあることを伝えて欲しい。

検診・受診は自己責任

今年度、私の在住の市の乳癌検診システムは大きく変わった。
30歳代に「超音波検査」、 40歳以上は奇数歳の方に「超音波検査」、
偶数歳の方に「マンモグラフィ検査」を実施することなった。
大きい進歩。 個人的には、マスコミに出たことで傷ついたストレスは
相当大きかったが、受診する人が一人でも多く増えて、 救われる命が、
少しでも多くありますように。
自分を大事にすることは、自己責任。
どんなに正しく検診が改革されても、受診率が伸びない限り、 死亡率は変わらない。

絶句

パパの人生最大の失敗は・・・
①ママと結婚したこと。
②子供を3人も持ったこと。
次女の毒舌にグーの根も出ない私。
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