2005年03月

最期まで自宅

人は誰でも、自宅での生活が一番、落ち着くのではないだろうか。
実際には、家事をする主婦が倒れた場合、
夫や子供が仕事を辞めたり、家庭が破綻せざるえない状況になる。

家事が出来ない主婦は、自宅に居たくてもいられない状況になり、
家庭内が戦々恐々となる中での闘病生活は尚、いっそう、精神的苦痛を伴う。

今、私が精神的に穏やかに平穏を保てるのも、他人様の力で
家事支援を受けていることが大きい。
安心して、自宅で静養できるありがたさ。
介護保険を担う業者は乱立しているが、その介護保険からもれて
いる人達・がん患者・母子家庭・父子家庭等、「助け合いの精神」で
支えてくれるところは数が少ない。

家庭に他人を入れることは大変なこと。
私の代わりに家族に愛情を注いでくれる人々に出会えたことは、
私の余命更新の大きい支えになっている。

実際に、家事支援を受けながら、在宅で穏やかに暮らしている
ありがたさが身にしみているだけに、私は、早く、この制度が定着
して末期がん患者のQOL(生活の質)が上がることを願います。
やっぱり自宅で家族と一緒にいられることが一番、嬉しい。

運動に賛同して下さる方はご協力お願いします。

全ての介護を要する末期がん患者が、
介護保険による給付を受けられるように要望する会


母親代わり

3人とも我が家の子供達はとてもいい子達と評判です。
(親バカですいません。)

どうしたら、あんなに素直で良い子に育てられるの・・・?
なんて真顔で聞かれます。
心当たりと言えば、布オムツで育てたことと、
私の闘病も一つのきっかけなのではないかと思う。

反抗期や、切れたりも、生意気になったりも、する
時期だけれど、そういう子育ての難しい時期に丁度
タイミングよく私は病気になった。

子供のそういう感受性の強い時期に、それどころじゃなく
自分のことで大騒ぎしていたので、なんだかよくわからないけれど、
大人も大変なんだな・・・。と沢山、親の「弱い」部分をしっかり
身を持って生きて見せられたことはよかったと思っている。

「がんになってよかった。」とはとうてい思えないけれど、
我が身を持って子供達に教えられたことは「人との絆」とか
「真心」とかそれは本当にお金では買えない価値観。
ホリエモンにも買えないものね。

「思い上がり」ではなく「思いやり」のある人に。
権力や勢力に媚びずに、正しいと思うことを勇気を持って発言できる人に。
等身大の自分を愛して、人生を楽しめる人になって欲しい。

子供達が「いい子」でいられるのも、支援の方々のおかげ。
「母親代わり」に感謝の気持ちを忘れないで、多くの人に支えられて、
真っ直ぐと育って欲しい。

誕生死

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流産・死産・新生児で子供を失った母親達の出版した「誕生死」という本。
縁があり、筆者の方と交流がある。
辛い体験を残すことは、後に続く人達の為になり、
亡くした子供達のことを忘れたくない「気持ち」もあるだろう。

彼女達のその悲しさ辛さは、癒えることがなく、おそらく
自分の死と対面することより辛いものではないだろうか。

生きることは地獄の修羅場を何度もくぐりぬけて、種類は違う「辛さ」
を誰もが何かしら、持って生きている。

がん患者の家族達は「第二の患者」といわれる。
もちろん患者本人が一番辛いのだが、周囲の家族も
悲しみの種類が違うがそうとうストレスが溜まる。

私が死んだ後、夫は子供達を守る為にがんばるだろう。
子供達は「若さ」があるから大丈夫。
彼等には新しい「出会い」もあるかも知れない。

やはり一番、悲しみが深いのは、子供に先立たれる「親」
ではないだろうか。
子を失う悲しみがこの世で一番辛いのではないだろうか。
母は「私が代わってやりたい。」と泣いていた。

親にとって「子供」は自分の命よりも大事。

最近、私に会いに来なくなった母、おそらく自分が壊れない
ように私のいない生活に慣れようとしているのだろう。
その心中を察すると胸がつまる。

悲しみの種類は違うけれど、「命の大切さ」を伝える志に共感する。
自分の命も他人の命も大事に出来るように、多くの子供達にも読んでもらいたい。

宮田美乃里さん死去


平成17年3月28日午前6時22分
ご逝去されました。やすらかな眠りを心から願います。

彼女の存在はずっと気になっていました。
孤独な魂は癒されたのだろうか。
マスコミに出て傷ついたのではないだろうか。

最期の歌からは、彼女が情熱的な恋をしていたことが
伺えて、嬉しかった。

花が散るように・・・旅立たれました。
心から、心から、ご冥福をお祈りいしたます。

なかよし

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私となかよしのがん友がひょっとして、再発?
いつもは弱音を吐かない彼女のSOSになんて励ましていいのか
私でも悩むのです。

同病でも、私と彼女は「今いる場所」が違う。
人の死に慣れてしまった人や病気から時間が経ちすぎて
「渦中の気持ち」に「鈍感」になった人が悪意はなくても、
人を傷つける言葉を発することが多々ある。

乳がんといってもステージにより、いろいろな立場に
立っている人がいて、かかえているそれぞれの問題も、
心模様も複雑で、辛い時の「不用意な励ましの言葉」は
返って相手を傷つけてしまう。

「口は災いの元」
自然に言葉選びには慎重になる。

「大丈夫!」という言葉は、仕事として責任がある
ドクターやナース、医療関係者は使いにくい言葉
かもしれないけれど、一番、患者が言って欲しい言葉では
ないだろうか。

彼女が万が一に再発したとしても、
「心まではがんに支配されないから!大丈夫!」
と私は自信を持って伝えたい。

「尊厳を持って最期まで生き抜く権利」をどの患者も求めている。

大丈夫!と心の底から唱えたら、
本当に、「大丈夫」な気がするから不思議。
今日も、一日、大丈夫。
明日も、きっと、大丈夫。

犬と猫も結構、なかよし。
私と癌も結構、なかよし?

誰とでもなかよくできなくてごめんね。

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