2005年03月

百年の孤独

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今夜は家族で鍋を囲み「百年の孤独」という焼酎を飲んだ。
なかなか、手に入らないお酒のようだけど、ネーミングがいいねぇ~。

肝臓転移しているので、アルコールは・・・?
主治医は「そんなにいっぱいは飲まないでしょ。いいよ。」
と軽く流してくれたので、鍋とか宴会の時は美味しく少し
お酒をいただいて、楽しいひとときを過ごす。

お酒を飲んでいる時は人間、隙だらけになり、リラックスできる。
硬い雰囲気の人もやわらかくなり、本音の表情が見える。

多くの人と杯を交わして、楽しく人生の時間をともに過ごした。

治療ばかりじゃつまんない。
野菜の根っこばかりかじっていたくない。
仕事ばかりじゃつまんない。
遊びほうけてばかりじゃいられない。

というところで、ほどよくライフバランスをとる
「ゆとり」が人生では大事なのかなぁ・・・。
人間の「絆」も深まって、一人で走って来たと思っていたけれど
病になりこういう「ゆとりの時間」を周囲の人と
持つゆとりが出来たことがとても嬉しい。

人は皆、百年の孤独の人生をただひたすらに歩くしかないのだから。
縁があって、供に歩んだ人にありがとうを伝えたい。
今年も桜の木の下で、ビールを楽しみたい。

命の底力

「なんちゃってがんサバイバー語るその生命力と気力の源」
-あの「見落とされた乳がん」山口さん、まだ生きていた!-
やられた朝日!じつは彼女はがんじゃなかった!

-乳がん検診については?
少なくとも科学的根拠にもとずく検診制度に改革され
今までズサンに専門医外で行われてきた乳がん検診が
乳腺外科という専門医、検査方法等、論議を
起こしたことで、多くの女性に乳がん検診を受ける
きっかけになれば十分、意義があったと思います。

-闘病生活に入ってから、一番、どん底で辛かった時は?
手術後の病理の結果を手にした時です。
リンパ転移31/31 確実に近い将来の敗北を感じました。
その時がどん底だったので、「余命半年」の告知を受けても
もうすでに一番ショックな時期は通り過ぎていました。

-2番目にショックな時は?
髪の毛が抜けた時。
「抗がん剤、やって初めて、がん患者。」
という誰かの言葉があるぐらいとても辛かったです・・・。
(涙ぐむ)

-3番目にショックだったのは?
がん告知を受けた時ですね。

振り返れば、立ち上がるたび、精神は強くならざる負えなかった。

放射線治療はたいしたことない。
骨セメントもたいしたことない。
死ぬこともたいしたことない。(←たぶん)

抗がん剤をして生き続けることのほうが大変なこともある。
治療をしながら、「安定した精神」・「生きる意欲」を保つのが
とてもとても困難。

-余命更新の秘訣は?

「無理しないで好きなように生きるということ。」
家庭を守る主婦は何かと最期の時まで家族の為に無理しがち。

フッ・・・と溜息をつきながら、
「あと、恋ですね・・・。」←(一同唖然)

今、多くの人の温かい「気持ち」に支えられて
生きていることに改めて感謝したいです。

(なんちゃって・・・。)

百薬の長

今日は、舅のお誕生日。
朝から何度も夫から催促のメールが来る。

本来なら、私達が一席設けてお祝いすべきなのに
自分達のことで精一杯でそれどころではなく、何も
準備をしていない。

とりあえず、私が電話をした。
「ごめんね。お父さん、何もしてあげられなくて。」

自分の誕生日すら忘れていたかの様子の舅。
仕事で忙しい様子の夫、子供達の成長の様子等、伝える。
寡黙な舅は笑いながら相槌を打つ程度。

この舅は地道に学校の教員をして大家族を支えて来た。
家族の中心で、何もかも自分の中に飲み込んで沈黙を
守って来たおかげで、家族が円満に暮らせて来たのだ。

でも、実はお酒を飲むと人が豹変する。
「ばかやろ~!」
一揆に舅の中の「本音」が吹き出る。
周囲も、「あわわ・・・。あわわ・・・。」となるわけで、
お酒というものは、上手く飲めた方が人生楽しいものだ。

そしてあくる日は全く何もなかったかのような寡黙になる。
普段は生き仏でも、やっぱり、お父さんも人間だよね。

私もお酒はたしなみます。
沢山は飲まないけれど、たまに一杯飲むと
食欲が増してとても楽しい気分になれる。

新入社員の頃は、一見おとなしそうな外見から絶対に飲めない
ように見えたようで宴会ではジュースをつがれて内心、
チェッ!」と思っていた。

インストラクターの面接の時は、
「お酒は飲めますか?」
「はい。ザルです!」とにっこり笑って答えた。
仕事の時も、たまには「本音」をさらけ出したほうが人間関係が
円滑になるということでしょうか。

お酒を酌み交わしてコミュニケーションを取るのは大切。
「酒は百薬の長」ともいいますが、やっぱ、飲めて人生得した気分。

生花の輝き

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食卓にはささやかな生花。
ちょっとあるだけでも、お部屋がパッと明るくなります。
どんなに高級な造花も生花の魅力には勝てません。
本物の命の輝きを放っているからでしょうか。

暗い気持ちを明るくする「生花」は心の健康を
保つ為にもいいそうです。香りもほのか・・・。

日本の四季で春は節目。
子供達が進級して、新しい学期が始まります。
もうこの世に存在していなかったはずの私も
子供の成長を嬉しく見守っています。

今は平穏な気持ちを保ち、一日でも長く家族と暮らしたい。

ひょっとしたら、もっともっと生きられるかも知れない。
とほのかな「希望」を胸にいだいて、「今」生かされて
いることを感謝せずにはいられない今日この頃。

おっぱいの詩

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21歳で乳がんになった大原まゆさんが出版された本を読みました。

乳がんというと中高年の人がなる病気だと思われがちでだけど、
20歳・30歳の若年層でなる人も近年、多い。
乳がん患者が「若い!若い!」といわれるのはあまりうれしいことではない。

21歳というと、まだまだ青春まっさかり。
仕事も、結婚も、出産も、まだまだこれから。
そんな矢先に体に傷をつけたり、脱毛したりするのは、
どんなに「悔しい!悲しい!」ことか明るいさっぱりした文章からは
返って、口惜しい気持ちが伝わって胸がつまります。

教えてもらったことが多くありました。

他人の不幸を知って、自分の幸福を認識しているような気がして・・・。」
の1文にはずっと私の胸の中で悶々としていた気持ちが代弁されているようで
ドキリとする気がしました。

乳がんなんて、やっかいな病気、誰もなりたくないよね。
でも、良い人たちに囲まれて、とても、幸せだね。

「乳がん」と一言ではかだずかないそれぞれの病理・家族・人生を
背負っていて、それは語りつくせないほど、デリケート。

病気の体験がいつか、尊い経験になるかどうかはその後の自分次第。
まゆさんの倍も年をとった私がいつまでも、ヒロイン気取って
いてはいけないと・・・。とても、自分を恥ずかしく思いました。

多くの若い患者さん達をも勇気づけるオススメの1冊です!

プロフィール

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