2006年03月

春の彼岸

「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったもので
すっかり春めいた陽気の中、家族全員で恒例のお墓参りに行った。

いいお天気の中、それぞれのお墓に添えられた色とりどりの花が
とても、綺麗だった。
お墓の前で手を合わせると、とても心が落ち着く。

私は幼い時から、祖母に連れられ、祖父のお墓参りによく通った。
祖母が祖父の死後、4人の幼い子供をかかえ、50年もがんばれたのは、
亡くなった祖父への気持ちがとても、強かったからだと思う。
そんな私の祖母も、今は仲良く祖父とお墓の中。

死は、誰もが迎える自然なものであること。

こうして、幼い頃から、学んで来たのかも・・・。

がん治療と「生き方」

日記が前後してしまうのだが、結局、がんセンターに行ったすぐ翌日に
去年、骨セメントをした、聖マリアンヌ大学病院に夫と行く。

経皮的椎体形成術(骨セメント療法)治療実施公表施設 ← リンクあり

現在、骨セメント vs 放射線治療 においてどちらを優先されるべきか、
という問題に関しては、今現在アメリカで多施設共同研究がなされている。
日本でも今年中には始まる予定だそうだ。
病変の形態だけではなく患者の考え方、社会的状況に大きく左右される。

私の場合、手術後の放射線治療で、すでに胸椎には14Gyあてている。
放射線は最大50Gy。よって、私の場合は後、35Gyは追加可能だが、
放射線治療の副作用は後から出てくる為、かなりの確率で神経麻痺
を起こす可能性があるそうだ。 びっくり。

骨セメントは新しい治療法なので、まだ未知の部分もあるが、
リスクとベネフィットを計りにかけて、自分で選択するしかない。

がんは改めて、私の「生き方」を考えさせる病気だとつくづく思う。


春への想い

新聞にがんは「闘病」というより耐える病気で「耐病」と書いてある
コラムがあり、深く共感した。

「闘病宣言」のような勇ましいものではなく、
再発進行がんと共存して生きて行くことはまさしく耐えて生きること。

医師も一日、何十人ものがん患者を診ていると
ドライに告知し、淡々と治療することが彼等の日常なのかも知れない。

カミングアウトしていないだけで、本当にがんの患者は近年、とても多い。
空気も水も食べ物も・・・そういう環境の時代に生きているせいなのか。

耐えて、耐えて、長い冬を越して、そして来た春。

ありがとう

img20060315.jpg


今朝、旅立った友へ・・・。

とどかぬ悲鳴

頚椎への放射線治療から、1年3ヶ月ぶりにがんセンターの放射線科に行く。

ここの看護婦さんたちが、患者に話しかける時、膝を床について
同じ目の高さに視線を下ろして話すのがとてもいい。

主治医の紹介状とCTとMRIの画像を持ち、胸椎の病変が
進行している場所への対処を相談した。

手術後の放射線治療とかぶる部分には、一体、どの程度の
放射線治療が可能なのか?
一番、聴きたい疑問に回答は得られたが・・・。

下肢麻痺する可能性はあるから。」

ポーンと言われた医師の一言に私の心が凍りつく。
そのフレーズの前後に、「お気の毒ですが・・・
という言葉が付け加えられていたなら、ショックは軽減したと思う。

今、現在、ヒールを履いて、スプリングコートを着てツカツカ歩いている私に
そんな残酷なことを簡単に言わないで欲しい。
きっと誰にも、私の心の悲鳴なんてとどいてないだろうと思う。

ちょっと豪華な一人ランチをして、午後からは仕事へ行き、
気持ちを立て直す。
プロフィール

drecom_mariko4649

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