TVディレクターの今まで、してきた仕事を見たい。
早速、今日、送られて来たビデオ。
"凄い人"が主役のドキュメンタリー に家族で目が釘付け。
映像には主役の幸せな時間も、悲しい時間も、 修羅場も全て収められていた。
ナレーションの声が凄くいい。
もし出るのなら、私は自分の"死ぬ瞬間"を撮って欲しい。
なぜなら、今の私が一番興味があることだから。 人が死ぬその瞬間。
流す一筋の涙は、ドラマや映画の中でしか 見たことがない。
今、崖っぷちに立って、一番見たいのは そんな近い未来の自分の姿。
誰もに平等にやがてはおとずれる死の瞬間を撮った映像が見たい。
医療スタッフにとっては日常的なことなのだろうけれど・・・。
私は自分のドキュメンタリー番組を自分で観たいと全く思わない。
映像の中に物事の本質を見抜いてしまうことは、残酷なこと。
取材の中で、自分をもう一度、客観的に見つめ直すことも残酷なこと。

私にとっては、自慢の家族。
家族にとって、はたしてTVというメディアは・・・?
イランでの人質事件で、マスコミにさらされた人質の家族達。
何も罪はないのに、バッシングされた家族の心労は並大抵ではないだろう。
持ち上げたり、叩いたり・・・世間なんてそんなもの。

残された家族のことを考えると、慎重になる。
そんな時、私は家族を持つべき人間ではなかったと後悔する。