幼い頃、飴をのどに詰まらせて死にそうになった
ことが2度ほどあり、その時の恐怖感が深く残っている。

今は、放射線治療の後遺症で、のどにものが詰まった
ような不快感がある。この感覚は放射線治療が終わりがけ
に出てきた。

最初はのどの奥が風邪の初期症状のようにヒリヒリ
いがらっぽい感じから、今は唾を飲むたび、食事をする度に
10円玉ぐらいの飴のようなものがのどにひっかかっている
ような異物感がある。食事はしにくいが、味覚はある。

この症状は多分、一過性のもので、3週間ぐらいで取れる
と思う。放射線の後遺症は以前に体験済みなので、こんな
程度ですんでよかったと思っている。
願わくば、この「食べにくさ」がお正月頃までにとれて、
紅白を観ながら、家族とおせちを堪能したい。

こういう自覚症状とか、後遺症の訴えは患者個人によって
随分、差があるものだと思う。
抗癌剤の時は脱毛意外にはたいした後遺症を感じず、
手術翌日には、洗面所に走って行って、髪の毛を洗う。
私は結構、図太いのだと思う。

何でも、「気」の持ちようで、病の重さも自分で重く
してしまっている人も多いような気がする。

「再発するのが怖い。」と気持ちの辛さを訴えられても、
あの混雑した外来では、乳腺外科医も対応しようがないの
ではないだろうか。
乳癌は精神病を併発する。もっと、プロの精神的ケアと
連携があれば、明るく前向きに今を生きられる人が
増えるのに。

趣味や仕事を持つことも大事だと思う。
精神が「病」にばかりとらわれている人は、心が「重病人」
になりきってしまう。それは何よりもつまらいことだ。

骨転移の告知から、痛み止めを処方してもらい、
仕事に行く前には「気合い」入れに飲んでいたが、
最近は忙しい時や慌しく飲むことを忘れてしまって
出かけていることもしばしば。
そんな時、あまり痛み止めの必要性を感じていない自分に
気が付く。

気持ちが病に負けていたら、それこそ、痛み止めをどんどん
増やして、寝たきりになり、泣いてくらすのだろう。

怪しげな「謎の気功師」のようにはなりたくないけれど、
病も気からで、気持ちの持ちようで副作用は重くなったり
軽くなったりするのではないだろうか。

乳癌と闘い4年。
術前抗癌剤 手術 術後抗癌剤 放射線 ホルモン治療
再発後の治療に右往左往しながら、そのつど、自分で納得
の行く治療方法を探して、気持ちに折り合いをつけて癌と
共存して生きている。

癌治療のオンパレードを通して、一通りの副作用を体験して
そう思う。まだまだ、序の口。