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流産・死産・新生児で子供を失った母親達の出版した「誕生死」という本。
縁があり、筆者の方と交流がある。
辛い体験を残すことは、後に続く人達の為になり、
亡くした子供達のことを忘れたくない「気持ち」もあるだろう。

彼女達のその悲しさ辛さは、癒えることがなく、おそらく
自分の死と対面することより辛いものではないだろうか。

生きることは地獄の修羅場を何度もくぐりぬけて、種類は違う「辛さ」
を誰もが何かしら、持って生きている。

がん患者の家族達は「第二の患者」といわれる。
もちろん患者本人が一番辛いのだが、周囲の家族も
悲しみの種類が違うがそうとうストレスが溜まる。

私が死んだ後、夫は子供達を守る為にがんばるだろう。
子供達は「若さ」があるから大丈夫。
彼等には新しい「出会い」もあるかも知れない。

やはり一番、悲しみが深いのは、子供に先立たれる「親」
ではないだろうか。
子を失う悲しみがこの世で一番辛いのではないだろうか。
母は「私が代わってやりたい。」と泣いていた。

親にとって「子供」は自分の命よりも大事。

最近、私に会いに来なくなった母、おそらく自分が壊れない
ように私のいない生活に慣れようとしているのだろう。
その心中を察すると胸がつまる。

悲しみの種類は違うけれど、「命の大切さ」を伝える志に共感する。
自分の命も他人の命も大事に出来るように、多くの子供達にも読んでもらいたい。