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猛暑と雨の3連休、私にしてはめずらしく本を読んだ。

「自分を生ききる」
は養老孟司氏と中川恵一氏との「日本のがん治療と死生観」についての対談。

「バカの壁」の著者である養老氏の話に
偉い先生に「あと半年」といわれたら、日本人は義理がたいから、死にます。
という言葉は、高みの見物者的で、なんだか共感できなかった。


東大医学部緩和ケア部長の中川先生の最終章でのこの言葉には深く深く共感した。

たとえばがんが再発して、2年後には確実に死を迎えるという人でも、
症状が進行するまでは、みなさんふつうに仕事をして、ふつうに過ごしています。
なおらないけれど、いまは生活に支障がないという人達が、実は
いちばん苦しんでいるのだと思います。


そして、中川先生の言葉はこう続く・・・
こうした患者さんたちをどう支えるかということが、
日本のがん医療でもっとも欠けているところでしょう
。」

私なりにまとめると、「がんの壁」を乗り越え生きるには、
誰でも、「命には限りがあり、それゆえ尊い」ということを認識し、
与えられた人生の時間を大事に生きること。

と言葉にするのは簡単だけど、実行するのは結構、大変・・・。